access_time2021年6月12日
知っておこう、マンション管理で必須の修繕積立金
知っておこう、マンション管理で必須の修繕積立金
マンションは経年で老朽化していくため修繕が必要となります。
その時のため支払いが必要となるのが修繕費積立金です。
マンションを長期的に管理・維持していくためには必須となりますので、今回は修繕積立金についてご紹介いたします。
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なぜ積み立てておくのか?
修繕積立金は基本的にはマンションの共用部分の修繕にかかる費用として予め積み立てておくものです。
マンションには経年劣化がつきものですが、その修繕費は高額です。
そのため将来の修繕に備えて資金を積み立てておく必要があります。
近年分譲された新築マンションでは修繕工事項目と、周期を明らかにした長期修繕計画を立てているマンションが多く、
修繕積立金も計画に基づいて積み立てられています。
維持保全以外でもマンションによっては、エントランスのオートロックや宅配ボックスの設置等のマンションのグレードアップに使用する場合もあります。
積み立ての方法は?
積み立ての方法は長期修繕計画に基づいて決まりますが、
一般的には....
・毎年一定額を徴収する方式
・当初の負担を軽減するため、一定期間ごとに段階的に増額する方式
・一時金を徴収する方式
などがあります。
高額な修繕積立金を一度に徴収するとなると各家庭にとって負担になりやすいため、定額制が多く採用されています。
ただし、物価の変動や老朽化の進行度によって当初の計画通りとはならない場合もあるため、修繕積立金を増額せざるを得ない場合もあります。
修繕計画は一定期間ごとに見直すのが望ましいでしょう。
修繕積立金の目安は?
修繕積立金の目安は修繕にかかる費用予想に依存します。
そのためマンションの築年数や立地、規模等によって異なります。
特に築年数の経過しているマンションほど修繕の頻度が短く、修繕の必要な範囲が広くなるため、修繕費が高くなりやすい傾向にあります。
平成23年に国土交通省が作成した「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」では、
15階未満の場合は建築延べ床面積によっても1㎡辺りの費用平均が異なります。
新築マンションの場合は分譲会社が販売をしやすくする為に、初年度から数年にかけて、修繕積立金を安く設定していることもあります。
この場合は後から段階的に増額しますので、将来の増額の予定がないか事前に確認しましょう。
マンションによっては、長期修繕計画書というものがあり、向こう何十年もの期間にどのくらいの修繕が必要になるか、工事内容、時期、費用、修繕積立金増額予定が記されておりますので、長期修繕計画書があるか購入の契約前に必ず確認しましょう。
いかかでしょうか?
マンションの価値を維持していく上で修繕は必要不可欠です。
その負担を加味して購入を検討してみましょう。
マンションの購入に関して、ご希望やご不明点、お悩みなどがあれば、
ぜひお気軽に弊社にご相談ください!
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